「8月20日~9月4日にメガ地震が起こる」ネパール地震、熊本地震を予言した男が警告
震災への備えを怠らないようにしたい。
マグニチュード7.8を記録した昨年のネパール大地震をはじめ、今年の熊本地震も予測していたといわれているオランダのフランク・フッガービーツ氏が、新たな警告を発している。太陽系の惑星の動きを分析したところ、8月21日から9月2日までの間に大地震が起る可能性がきわめて高くなっているという。予測される地震の規模は最大マグニチュード9だ。
■8月20日~9月4日に大地震か?
トカナの4月の記事で紹介したフランク・フッガービーツ氏は、太陽系の惑星の配置という占星術的な手法で地震を予測している地震予測家である。定期的に自身のブログをはじめ、各種SNSやYouTube動画で独自の地震予測を展開しているフッガービーツ氏だが、先頃アップデートしたブログの記事で、世に警告を発している。月末から来月初旬にかけて、きわめて大地震が起りやすい惑星の配列になっているというのだ。
まず8月20日10時16分(協定世界時、UTC)、地球を挟んで月と水星が真反対にある状態になり、続いて11時58分には地球を挟んで月と木星が対立した位置にくる。この間に地球=水星=木星の近似惑星直列が起ることになるのだが、しばらくして21時50分には水星=火星=海王星の惑星直列も起きている。この一連の天体の動きが、8月20日から22日にかけてマグニチュード6から7の大地震を引き起こす引き金になるということだ。
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さらに8月25日には地球=火星=土星の惑星直列が起こり、同じく28日には水星=火星=木星、29日には火星=水星=地球と惑星直列が続き、この期間の大地震の発生率をさらに高めているということだ。
そして30日には地球=太陽=海王星が一直線になって、この期間の間で2番目に高い確率で大地震が発生するという。この日に発生した場合、地震の規模はマグニチュード8以上になるという。
最後に9月2日には、地球=太陽=海王星と、地球=水星=木星の惑星直列が時をずらして起ることで、再び大地震の可能性が高くなるということだ。
いったん整理しよう。大地震発生の確率が高まるのは8月20日~9月4日。その中でも特に“危険日”なのが、
・8月21日前後(マグニチュード6~7)
・8月25~31日(マグニチュード8~9)
・9月2~4日(規模不明)
の3つの時期である。この時期に鑑み、震災の備えを万全にすることをフッガービーツ氏は警告している。
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■「大地震の動静と惑星の影響力の関係はますます明らかになっている」
今年の4月の記事では、4月22日~25日にマグニチュード7.5前後の大地震が起るという予測を紹介したが、これについては予測が外れたことになる(小規模地震はあった模様だが)。それでもフッガービーツ氏は今年4月14日の熊本地震を予測していたといわれ、昨年はネパール大地震(2015年4月25日、M7.8)、小笠原諸島西方沖地震(2015年5月30日、M7.9)、チリ沖地震(2015年9月16日、M8.3)、アフガニスタン地震(2015年10月26日、M7.5)、ペルー地震(2015年11月24日、M7.6)の5つの大地震を予測したとされている。
太陽系の惑星配列を分析する地震予測は科学界のメインストリームから無視されており、厳しい批判もあるということだ。決して低くない確率で的中してきたフッガービーツ氏の予測だが、それでも時期については48時間以上の幅をとっており、発生場所についてはほぼ何も言及できない点に批判が多く集まっているようだ。太陽系の惑星レベルの影響を分析することが予測のベースであるため、自転する地球のどこで地震が発生するのかを予測するのはきわめて困難であるのは明らかだ。場所を特定するということは、地震発生時間を細かく特定しなければならないからだ。
だがよく考えてみて欲しい。これまでメインストリームの地震学者が、いったいどれほどの地震予測をしてきたのかと……。
「大地震の動静と惑星の影響力の関係はますます明らかになってきています。惑星間の電磁波が及ぼす影響を、科学者たちは無視することはできませんよ。…(中略)…もし地震学者たちが惑星の影響を学んでくれて早く地震警報を発してくれれば数千人の命が助かるでしょう」とフランク・フッガービーツ氏は英紙「Express」の取材で語っている。
フッガービーツ氏は惑星の配列が地球の地震活動に影響を及ぼしていることの主張と同じくらい、これまでの科学的な地震予測の不甲斐なさを強く指摘しているようだ。いずれにせよこれからの時代、特に日本列島ではいつどこで大地震に見舞われてもまったく不思議ではない。震災への備えを怠らないようにしたい。(文=仲田しんじ)
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